ドイツ旅行記5日目『謎の老人』2019年

2020.03.12 Thursday

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    依存というものは恐ろしい。時にその人の人生をも奪ってしまうからだ。

     

     

    昨日訪れた「spielbrett」にまた来てしまったのだ。

    もはや無意識でたどり着いたと言っても過言ではない。そして当たり前かのようにバッグいっぱいに購入してしまった。

     

    店内には日本人らしき客が先にいた。

    彼はモールヒルと小箱2、3点を持っていた。レアゲーの目利きは良い。私は彼がいたスペースに入れ替わりで入り、負けじとさらにレア度の高いゲームを複数購入した。

     

    しかし、今思うと声をかけておけば良かったと後悔している。彼は人が良さそうだし、一人だったから。

     

     

     

    荷物をケルン中央駅に預けて大聖堂を見学した。

     

    正直言葉を失った。

     

    こんなに巨大で美しい建造物は見たことがない。

    どれだけ素晴らしいか言葉で説明することは私にはできない。

     

    写真を見て想像して欲しい。

     

     

    RPGでラスボスを倒した後に出てくる最強の敵が地下に居そうと思ったのは私以外にもいるはずだ。

    実際に鉄格子で先に進めないエリアや、何か仕掛けがありそうな祭壇、巨大な絵画などがあった。

    これらを謎の老人からもらった秘密の書に書かれた方法で操作することで最深部に進むことができるいつものアレだ。

    ただ、最強の敵を倒したところで手に入るのはどうせ勲章のみで、ボードゲームが欲しい人にとっては興味のない話だろう。

     

     

     

    新幹線でエッセンに移動。

     

    ボードゲームに熱中してから10年。

    ようやくこの時が来た。ボードゲームの聖地に足を踏み入れたのだ。

    当時は一部の関係者や、よっぽどのフリークしか行けないものと思っていたが、ここ数年Twitterの知人、友人が行くようになり私でも行けるんじゃないかと思い始めた。

     

    だから私も言おう。

     

     

    『エッセンにはノリで行ける』

     

     

    エッセン中央駅には日本人が何組かいた。

    確率的に考えるとボードゲームを生業にしている人だと思われる。

    私もその1人だが、その姿を知っている者はあまりいない。隠れキャラだからだ。

     

    ドイツに来てからまだ部屋で酒は飲んでいない。

    しかし今日は違う。

     

    明日のエッセンシュピールの前夜祭だ!

     

    鉄格子で中に入れないあやしい空間

     

    明らかに裏がありそう

     

    この床も仕掛けがあるに違いない

     

    ドイツ人の足の長さ

     

    最深部への入り口っぽい

     

     

     

     

     

     

     

    ドイツ旅行記4日目『民兵』2019年

    2020.03.03 Tuesday

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      連泊したホテルのチェックアウトを済ませる。

       

      私は少し緊張していた。

      なぜなら1泊目の夜、あまりの喉の渇きから部屋の冷蔵庫内の有料コーラに手をつけてしまっていたのだ。

      これによりシンプルなチェックアウトが不可能になっていたのだ。あの時コーラを飲んだのはまさに愚行としか言いようがない。

       

      しかし、もう滞在3日目だ。

      こっちも毅然とした対応ができるようになっていた。当然のようにコーラ1本飲んだと告げ、2€を支払い、チェックアウトを済ませた。

       

       

      ミュンヘンで一番ボードゲームを置いていると聞いている「Obletter」に向かった。

       

      ゲーム売り場は地下1階にある。

      エスカレーターで降りはじめて5秒後に衝撃的な光景を目の当たりにする。数えられないほどのゲームが陳列されていたのだ。

      国内でも有象無象のゲームが山のように積まれている店があるが、それとは全く質が違う。子供から沼にハマる直前までのプレイヤー全てを丁寧にカバーしているのだ。

       

      HABA全部、AMIGO全部、ラベンスバーガー全部といった品揃えで隙がなさすぎる。

       

      私は荷物がかさばらないようにAmigoの小箱ゲームを数点購入した。

       

       

      今日は新幹線でケルンに向かう予定だ。

       

      マンハイムで乗換中、ちょうどお腹が空いたので日本との食べ比べも兼ねてマクドナルドに入った。

      味はほとんど同じだが、サンドの精度が悪い。こういった細かい作業は日本人に軍配が上がるのだろう。

       

       

      ケルンに到着。

      早速ゲームショップに向かった。日本でも有名な「spielbrett」だ。

      この店の店員はドミニオンの民兵に近い。数々の日本人ボードゲーマーが財布の中身の5分の2を持って行かれたはずだ。

       

       

      私が中古品を物色しているその眼差しが素人ではない事を察したのか、なんとバックヤードに招待してくれた。

       

      この感じ、どこかで経験したような気がする。

       

      そうだ、靴のエビスヤのやり方と同じだ。

      そして裏に連れて行かれた者は手ぶらでは帰れないのだ。

      気がついたら両手に買い物袋を持って店を後にしていた。

       

       

      夕食を済ませ、この日を終える。

       

      エスカレーターから降りた光景

       

       

      HABAコーナー

       

       

      日本でほとんど流通していない小箱シリーズ

       

       

      ケルンの町並み

       

       

      ケルンの町並み

       

       

       

      ホテルのメイン通りから一本裏に入ったところの怪しい通り

       

       

      怪しい通りにあった美味しいハンバーガー

       

      ドイツ旅行記3日目『池谷』2019年

      2020.03.02 Monday

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        現地のバスツアーに参加し、ドイツ南部の有名観光スポットを巡る。

         

        私にとってはハードルの高い行動だ。

        言葉が伝わらない中でバスの時間を把握しつつ、途中のスポットで自由行動を行わなければならないからだ。

         

        万が一どこかで乗り遅れたらそれは死を意味する。

         

         

        しっかりしてそうな参加者に目をつけ、常に一定距離を保ちながら気付かれないようにランドマーク代わりにするという作戦を思いついた。

         

        警戒してバスに乗り込んだが、すぐに参加者の中から日本人らしき人の声が聞こえた。結果的に5組12人くらいの日本人がこのツアーに参加していた。

         

        ハードルの高さがモンスターボックス20段から4段まで下がった。

        これは池谷じゃなくてもロイター板無しでいける高さだ。

         

        今回の旅行での2勝目が限りなく手元に近づいた瞬間である。

         

         

        バスツアーでは有名観光スポットをいくつか回った。特に印象的だったのがノイシュヴァインシュタイン城である。やはり世界的にも有名な建造物、観光客が多い。

         

         

        とあるスペイン系のカップルから声を掛けられた。

         

        そして「写真を撮ってくれ」とカメラを渡された。

        FUJIFUILMのXT1という機種だった。

         

        これはまさに私が使っているカメラと同じ機種であった。

        XT1は一般的なカメラと異なり、昔のフィルムカメラのような見た目で、各設定項目がダイヤル式でアナログ感覚で操作するモデルである。

         

        この尖ったカメラを使っていた彼に対しての好感度は高く、思わず私も自分のXT1を彼に渡して写真を撮ってもらった。

         

        国境を越えた友情が芽生えた瞬間である。

         

         

        バスツアーを無事に終え、ミュンヘンに戻った。

         

         

        次は夕食だ。

        昨日のケバブのようなファストフードとは訳が違う。うまく注文できるか不安であった。

         

        しかし私は今朝ホテルで見つけていたのだ、日本語メニューが書かれた粋なレストランのリーフレットを。

         

        この最大の保険を持ちつつレストランに入る。

        結局のところここは観光地だ。日本人の1人や2人、軽くさばいてくれるウェイトレスがいるのは当然なのかも知れない。リーフレットを披露することなく何なく注文することに成功した。

         

         

        ホテルに戻り3日目を終える。

         

         

        ちなみに今日はドイツに来て初めてゲームショップに寄った。店員はいかにもボードゲーマーといった感じだ。初対面だが彼とも友達になれそうだ。

         

        ゲームは整然と並べられていたが、在庫量に合わせた売り場の組み立てが出来ている。これは彼が真面目な人間ということを表している。

         

        日本未流通品で面白そうなゲームを見つけて買った。

         

        後に調べるとバネストさんから販売されていた。

         

        ドイツに来て初めての負けである。

         

        ドイツで始めて立ち寄ったゲームショップ

         

         

        ホテルの窓から見たミュンヘンの朝

         

         

        死にそうになった時用に前もって購入したミカド

         

         

        華が美しい建物

         

         

        XT1

         

         

        夜のミュンヘン旧市街地

         

         

        かっこよすぎるディスプレイ